新たな理論と洗練された関係システム
一般社団法人日本ソシオニクス協会は、関係性のシステムを世界に広め、より良い社会にするために発足されました。
その過程において、ソシオニクスの始祖アウシュラが開発したクラシックなソシオニクス「モデルA」、 その後に研究された、様々な理論、「符号理論」「機能の次元性の法則」、そしてV.タラノフ氏の発表した「モデル T」などのモダンソシオニクス、それらのモデルを統合し、より個人の資質と個々の関係性を明確にした新しい精神機能のモデル「モデルK」を開発しました。
「モデルK」では、「16のタイプ」に質問型/宣言型による違い、つまり32のタイプに分かれます。 そのため、クアドラや恩恵リングも4つから8つへと増えています。これにより社会構造をより正確に捉え、時代を予測することが可能となります。
精神機能は8機能から、不活性/操作と符号により32機能に分岐し、 さらに質問宣言機能の8機能を加え、40機能となっています。 これらの機能の組み合わさり方、つまり「情報代謝」のメカニズムにより、思考の癖、つまり個人の性格が決まります。
個人間の相互関係は神経生理学「モデルT」を引き継ぎ、機能同士の相性と強度により自身の機能が他者により、 活性化、または抑制されるかが決定し、結果として、特定の相手に合わせた自分自身の状態が決定されます。
相手に影響された自身の状態が快適なものであるか、そうでないかは、個人ごとの、機能の強度ではなく、機能の価値によって決定され、 それが価値観が合う、合わない、この人といると自分らしくいられない。などの感覚につながります。
「モデルK」では人が社会において、別人格を装う「マスク」にも焦点を当てており、 年齢の発達における「自我の形成」と社会生活における「マスクの獲得」の関係、タイプごとにどんな状況でマスクが獲得されるのか、 どのようなマスクを発揮しやすいか、などを紐解くことができます。